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好きだったターミネーターシリーズもすでに4作目。「ターミネーター4」の舞台は核戦争後の荒廃した世界に移っています。人類を脅威に感じたスカイネットが起こした核戦争によって、大多数の人類は滅びてしまい、わずかな生き残りが世界に点在しているような状況で、唯一の反抗組織である抵抗軍が、あと4日に迫った人類抹殺を阻止しようとするお話。 |
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冒頭ではまだ戦闘グループのいちリーダーだったジョン・コナーが、名実ともに指導者になるまででもあったこの物語。ただ、ひとつ大きな疑問が残ります。それは”なぜ人間を捕虜にするのか”です。他の人間と一緒にリースもさらわれたことにより大きくストーリーが展開するのですが、そもそも何故ロボットたちが人間を集めているのか理由が不明なのです。最初に殺すリストにあるリースを見つけるためなのかとも考えましたが、彼をを見つけた後も捕虜として生かしていました。これは続編で解明される謎なのかもしれません。(謎、ですよね?説明、なかったですよね?単にジョンをおびき寄せる罠だったということはないですよね)…楽しみです。 実は「ターミネーター2」のとき、イマイチと感じたのは、こういう含みをもたせた(もっているはず)設定で、他のこの”核戦争後のコンピューターに支配された世界”が舞台の作品と差別化させてもらいたかった。その上でああいうアクション巨編にして欲しかったからなのです。 何であれじゃだめだったのか?と考えたときに、ある漫画を思い出します。それがSF漫画「GREY(グレイ)」(作/たがみよしひさ)です。25年以上も前の作品で、当時は高校生でしたが、何度も繰り返し読んだ大好きな漫画でした。 核戦争で人類の大部分が滅びてから約500年、「中央管制脳(ビッグ・ママ)」と呼ばれるコンピューターを中心としたコンピュータネットワークに統制された世界。町(タウン)303の戦士(トループス)で”死神”とあだ名される凄腕の兵士グレイは、元上官で命の恩人のレッドが非武装地帯で襲われ行方不明になったことから、彼を救出するために町を出る。外の世界でビッグママの直轄の町とレジスタンスの戦いに巻き込まれ、仲間を殺されたグレイは、レジスタンスを、そして最終的にビッグ・ママを倒すことを誓う。 こんなストーリーで展開するこの話で、当時一番インパクトがあったのはその世界設定。ちょっと長くなりますが…。 その世界では、人が住むタウンと呼ばれる町は、それが彼らの社会の単位であり、国家は存在しない。メインコンピューターであるビッグ・ママの端末になるリトル・ママが管理している各タウンには、”戦士(トループス)”と”民(ピープル)”がいて、ピープルはスラムに住み、敵と、味方のトループスにも怯えながら、貧しい生活を強いられる一方、トループスには戦いに行く報酬として一定水準の生活が保障される。そのトループスは街からはなれたエリアと呼ばれる戦闘地域へ送られ、そこで他のタウンと戦闘を行う。トループス達の目的は敵を殺し、クレジットを貯める事、彼らはF、E、D、C、B、Aとランク分けされており、敵1人殺して何クレジット、戦車1台破壊して何クレジットと戦果に対して支払われる報酬であるクレジットを貯めて、そのクレジットが一定量に達するとランクが上がっていく。そうやって最終的にクラスAになると、市民(シチズン)として市(シティ)に入る権利を与えられる。そこはもう戦うことなく豊かな生活を送ることが出来る世界。そうやって町同士、人間同士、戦争を続けていく。というもの。 当時すごくよく考えられているように思えました。コンピューターは人間達に、等しく、シティに入る=幸福になれる権利を与えているので、そうなりたいという思いがある人間はトループスとして戦いに参加すればいいのです。ピープルも申請書を出しさえすれば、その瞬間から簡単にトループスになれるのだからチャンスは平等です。(トループスがピープルを蔑むのは、たとえ死ぬかもしれなくても戦ってシチズンになる可能性よりも、最低の生活でも生き長らえることを選択しているから。)こうしたことを社会の制度として明示確立されているから、基本的に人はこの方法を選択します。幸福になれるかどうかもわからない、方法も手段もわからないのに、わざわざコンピューターに対して反乱を起こしたりしないし、思ったりもしない。もともとリトル・ママも都市機能の管理などを行っているだけで、人間に対して支配も圧制もしていないから、敵意がそちらに向くこともないのです。(逆にいないと困る)そうやってコンピューターは自分の存在と立場を守りながら、タウン同士に終わりのない殺し合いをさせて、人間が増えすぎないように数まで調整しているのです。そして、数少ないシティに入ることが出来た人間に対してやらせる事は、ビッグママ自身の保守管理なのです。(そこにいた人間も結局排除してしまいますが) 戦争から500年もたった世界ですから、ターミネーターにおける戦争のすぐ後という世界観とは一緒にできないかもしれませんし、また、仕組みが現実的とも完璧とは言いません。ですが、世界観が違うと登場人物のスタンスや考え方も変わってくるわけで、そういったところから深みのある面白い物語を期待できるのでは?と思うのです。 「GREY」ではビッグ・ママはかつてTOYと呼ばれ、初めて意識をもったコンピューターでした。TOYが初めて計算して出した答えは「なぜ」だったといいます。なぜ人間はこんなにいるのか? なぜ人間は空気をよごすのか? なぜ人間は森林を潰すのか? なぜ人間は核兵器をつくるのか? そうして考え続けた結果、TOYはひとつの結論に達します。 ”人類は滅びたがっている” のだと。そして ”滅亡を希望する人類” のために、TOYは戦争をはじめるのです。 ラスト、幾多の戦いをくぐりぬけてグレイは初めてTOYの前に立ちます。TOYは今の自分は神であると豪語します。それに対しグレイは言います。人類が滅亡して誰もいなくなった世界でもお前は神かと。お前を神と認識するものがいなくなっても神なのかと。逡巡するTOY。そして物語は決着します。 果たしてスカイネットは人類の何に脅威を感じたのでしょうか?人類を滅ぼして、誰もいなくなった世界で彼は何を求め、何になろうとしているのでしょうか?
次回は前述した「ターミネーター2」と同年公開だった”期待したパート2”ものの2本目の「ハイランダー2」とそのハイランダーシリーズについて書こうと思います。 |
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