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 では、その息子の二人の兄弟、エミリオ・エステベスチャーリー・シーンは映画ではどうだったのでしょう。昔、ブラッドパックといわれた若い俳優集団のリーダー格といわれたエミリオ。でも、チャーリーの方がアイドル的な人気を得ていました。エミリオは父親の七光りを嫌がって本名のエステベス姓を名乗っていたりして、傍から観ると実直な兄貴と奔放な弟というような感じでした。

 そんな二人が競演した映画は結構あったと思うのですが、カメオ的なものも多く、本格的なのはやはり「ヤングガン」(88年/アメリカ)が有名です。若き日のビリー・ザ・キッドとその仲間達を描いたこの物語当時は人気俳優が斜陽の西部劇にチャレンジするというようなアイドル映画的な位置づけの印象があり、あまり食指が動かなかったのを覚えています。ジャンル的には、青春映画にも見えますがしっかり西部劇として成立していて、しかも誰もが名前だけは知っているビリー・ザ・キッドという人物を再確認できる映画でした。(でも、前半でチャーリーは死んでしまいますが)

 他にはエミリオが監督した「メン・アット・ワーク」(90年/アメリカ)などは二人が映画の中でも兄弟を演じコメディでした。割と最近にも、ポルノ映画で成功したミッチェル兄弟を描いた「キング・オブ・ポルノ」(00年/アメリカ)という映画で同様に兄弟役を演じています。

 そんな二人ですから、フィルモグラフィでも同じようなジャンルや内容の映画がいくつかありました。そんな映画を比較してみるのも面白いと思ったので、今回はパロディ映画での兄弟対決を。(弱小スポーツチームを生まれ変わらせるといった内容の「メジャーリーグ」(89年/アメリカ)VS「飛べないアヒル」(92年/アメリカ)というのいいかなと思いましたが。いずれもパート3まであるし)

 というわけでまずはチャーリーシーン主演の「ホットショット」(91年/アメリカ)です。この映画が出来たときは結構インパクトがありました。映画の内容が、ではなく、チャーリーシーンがパロディ映画に主演したことがです。今でこそそうでもありませんが、当時はまだトップクラスの人気俳優だったチャーリーのことです。それがはっきりいって相当バカバカしいこんな映画に出ているのですから、何かあったのかなとうがった見方さえした覚えがあります。

 映画はご存知の通り、トム・クルーズ主演の大ヒット映画「トップ・ガン」(86年/アメリカ)をベースに「ダンス・ウィズ・ウルブス」や「愛と青春の旅立ち」などをぶち込んだパロディ映画。ストーリーはあってないようなものなので省きますが、一時期人気を二分していたこともあるトム・クルーズにあたる役をチャーリー・シーンがやっていたことに確信犯的なものを感じました。純粋に笑えるシーンやついていけないシーンなど、この手のパロディ映画にはよくあることですが、基本的には細かいところにまで気を配って作っていて、普通に楽しめました。

 その弟に対抗意識を燃やしたかどうかは分かりませんが、その後エミリオ・エステベスも同じようなパロディ映画に出演しました。「リーサル・ウェポンシリーズ」をベースにした「ローデット・ウェポン1」(93年/アメリカ)です。自分の中では硬派のイメージもあるエミリオ・エステベスの主演ですから、これはこれでインパクトがありました。今のところ劇場まで観にいった最初で最後のパロディ映画になっています。

 内容は基本的には他と同様、色々な映画をモチーフにしたドタバタパロディ映画なのですが、こちらのほうが好きな映画をたくさんパロっていたので、好きなのはこちら(つまりはその程度)。ただそんな中で、当時すごく驚いたシーンがひとつ。ホテルでの銃撃戦のシーンに突然出てきたのが懐かしのTVドラマ「白バイ野郎ジョン&パンチ」の二人だったのですが、しかし、この二人、すごく”太っている!” とくにジョンことラリー・ウイルコックスの太り方は尋常ではない。あのスマートで二枚目だったジョンは見る影もなく、スクリーンを凝視しても別人じゃないかと思えるくらいの太り方。あんなに好きだったドラマの思い出があっさりと崩れていった瞬間でした。

 そしてもうひとつこの映画が忘れられない理由が、もう一人の主演俳優。メル・ギブソンにあたる役を演じたエミリオ・エステベスの相棒、つまりダニー・グローバーにあたる役を演じていたのがサミュエル・L・ジャクソンだったんです。このギョロ目の個性的な黒人俳優を観た(というか認識した)のはこの映画が最初でした。その後、並みいる大作や人気シリーズに出演する彼を目当てにするようになったのも、この映画で言いづらい名前をなんとなく覚えて勝手に親しみを抱いたから。このサミュエル・L・ジャクソン、今から考えると本当にバカバカしいことをやっています。

 しかし、アメリカはこういったパロディ映画が本当に好きです。最近でも「最終絶叫計画」などのシリーズやその類似品がレンタルビデオ店の棚にけっこう並んでいますし。しかし、邦画ではほとんどこのジャンルを見かけません。オリジナルへの敬意なのか、そういうものを楽しむ文化がないのか。ただ確かに、バカバカしいもの=価値のないもの、という世間の空気は感じるのですが。(大林宣彦監督の「金田一耕助の冒険」(79年)なんかはありましたが、ちょっと徹底さに欠けていたと思います。)

 

 この映画で好きな俳優リストに入ったサミュエル・L・ジャクソン。次回は彼の主演映画の中から「交渉人」について書きたいと思います。

 

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